措置入院
昨夜は、措置入院のH子さんに付き添いました。
H子さんは、利用者さんではありませんが長くお付き合いをさせて頂いています。
知的には能力があり美容師・ヘルパーなどの有資格者ですが、中々精神的に落ち着かずどの資格も使えませんでした。
そして、この10年間、精神病院の入退院の繰り返しで電気治療も何回も受けてきたのですが、落ち着く暇がないのです。
昨日は、警察署の玄関先で怒鳴りまくり保護され精神病院に措置入院になりました。
現在、措置入院は法律が変わりかなり厳しくなったと聞いていますからH子さんの将来が不安です。
H子さんのご両親は、H子さんにどう対応したらいいのか?本当に悩んできました。
決して、ご両親は、H子さんを見放して来たわけではありません。
一生懸命関わってきたのです。
しかし、残念ですが、H子さんは、自分の言いなりにならなければこの騒ぎを起こしてしまうのです。
言いなりとは、お金です。
欲しいだけ親がお金をくれなければダメなのです。
親にも金銭的には限度がありますから。
なぜか、そこが、H子さんには伝わりません。
頭の良いH子さんは、両親が住んでいる家まで売却する騒ぎを起こしてしまったのです。
落ち着いていれば、このようなH子さんではありません。
穏やかだし笑顔も素敵なH子さんです。
H子さんが落ち着くためには、成年後見人を付けて経済的な自立が必要だと思います。
その結果、金銭管理もうまく行きH子さんの心の中にお金を使いたいだけ使う事を諦める方向に向くと思いますが・・・
実は、このようなケースを沢山見てきました。
その結果、どの方々も成年後見制度の利用を開始すると落ち着いたのです。
成年後見制度を利用するためには、本人の同意が必要になるので大変ですが、そこにたどりつけたらH子さんも落ち着くと思う出来事でした。
- 2017.10.11 Wednesday
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- 06:00
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- by genkigenkitakako